旅と人生の思い出を綴ります。
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第5話フランス カンヌ映画祭で
2007-07-14 Sat 11:27
現実の世界の旅も

幻想の世界の旅も

結局は同じこと

なぜなら

それは行方不明になっている

自分探しの旅だから・・・・・

もう一人の私を探せたら

また新たな旅が待っている





南仏で5月といえばカンヌ映画祭である。



そもそもフランスに行くにあたってなぜ最初に南仏に暮らすことにしたかといえばこれに出席する為である。



あるこねをつかうとハリウッドスターの出席するパーティーの入場パスをもらえるのである。



1月に来た頃には店という店が閉まっていてなんだか閑散としていたカンヌも5月のカンヌ映画祭のせいでお祭りモードに入っていた。



カールトンのような有名どころのホテルのカフェに行けばわざわざおっかけしなくともヒューグランドやシャルロット・ゲンズブールと隣り合わせのテーブルに座れたりするのである。



それはそれでいいのだが、わたしとしてはティムロスとタランティーノに会いたかったのである。



一体ティムはどこにいるのやら・・・。



「ふぁむ!!」

カンヌの海岸沿いを歩いていると人ごみから女友達のエリンが私の名前を呼びながら走ってきた。



「エリン!」


私たちは人ごみを掻き分けて、パーティー会場の建物から少し離れたとおりの裏にあるハーゲンダッツに入った。


なんだかまだ5月なのに人の熱気で汗をかきながら二人はアイスクリームを注文した。



「2階に上がりましょ。少し休みたいわ。」


ニースから気まぐれにバスも使わず徒歩で帰ってきたばかりのわたしは足がかなり痛くなっていた。



「ふぅ・・・なんだか疲れちゃうわね。でもまだあたしヒューグランドしか会ってないの。ティムロスはどこなのかしら・・・」


500円近くする巨大アイスクリームをなめながら私は窓の外を眺めた。



「えぇ?ヒューグランドにあったの?ラッキーね。。彼って素敵よね!」



とその時あたりが急にがやがやといいだした。しかしフランス語が苦手な私には何をがやがや言っているのかよく分からない。



「ふぁむ!外の映画館に誰かのリムジンが止まってるのよ!誰のかしら?」



フランス語の得意なエリンはさっそく隣の席に座ってアイスを食べている青年に声をかけて聞いてみる。



「ああ、シャロンストーンが来たらしいよ。俺興味ないけどね、」

といかにも地元ッ子らしいその青年はそういいながらも私たちのほうへ椅子をずらしてきてシャロンストーンをひとめ見ようと躍起なのである。



疲れてぼおっとしていたから気がつかなかったがハーゲンダッツのビルの向かいに映画館があったのだ。



丁度その年、氷の微笑が全国上映され一躍有名になったばかりのシャロンストーンがリムジンから降りてきて、歓声が上がった。



「あたしあの女嫌いよふぁむ。全然演技できてないし」

とエリン



「俺もそう思うよ。ところで君達何処から来たの?」

どさくさにまぎれてナンパする気の青年



「なんだ、ティムロスはいないのね・・」

ティムロスしか探してないわたし。




3人はなんとなくその後も誰か有名人こないかななどと思いつつ窓から外をを覗いていた。



それにしてもティムロスどこなんだろう???



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